REONの創業は2007年です。REONとは、RE-ONを組み合わせた造語です。このREONという名前には、成長や経験を積み上げていきたい、という思いが込められています。創業者のS.Arakawaは、電機メーカーPanasonicのエンジニアとして勤めた後に、この会社を創業しました。当初は、太陽電池などを応用した製品や、LED照明装置などを開発し、OEM供給していました。
一方で趣味であった電子楽器の演奏や、シンセサイザーの自作をしていましたが、2008年に大阪で創業間もないimplant4という小さな店舗にdriftboxの原型となった”legend”というガジェット型シンセサイザーを置いてもらったのがきっかけで、本格的に電子楽器の開発を始めました。2012年にはドイツフランクフルトのMusikmesseに出展、翌年の2013年にはNAMM Showに出展したことで、日本の4番目のシンセサイザーメーカーとしての”REON”の印象を作り出すことに成功しました。
この後、REONが歩んだ道は独特です。まず、インターネットによる販路の拡大や、宣伝戦略を一切しませんでした。限りなく、謎のシンセサイザーメーカーとして隠れることにしました。製品は大阪のimplant4のみで販売し、東京ですら手に入らない販売戦略をとりました。当時、大阪や京都で盛り上がり始めていたユーロラックのモジュラーシンセサイザーの演奏家や、シンセサイザーを使った実験音楽の先駆者たちによって、driftboxがひそかに使用され、入手困難なシンセサイザーとして注目を集めるようになっていきました。
2015年頃に、大須賀氏による”ナニワのシンセ界”という自主製作映画によって、国内外の多くの人々にREONの存在が明らかにされました。この時期を境に、REONは一転、電子楽器メーカーとして初の初の販売の連携に取り組み、世界にdriftboxを販売する方向へ転回しました。REONは創業当時より一貫して”Hand Made”と”Made in Japan”を貫いています。他社とは一線を画したシンセサイザーを作り続けることが、REONの最大の目的であり、ポリシーです。
-REON Product History-
Year | Products |
2007 | REON IIIC Modular Synthesizer |
2008 | driftbox S Analog Synthesizer (SSM Filter Included) |
2009 | driftbox R rev1 Analog Synthesizer |
2010 | driftbox Q Step Sequencer Prototype |
2012 | driftbox Modular Mark I (Musikmesse) |
2013 | driftbox Modular Mark III (NAMM Show) |
2014 | driftbox R_Limited Analog Synthesizer |
2015 | driftbox SE 4voice paraphonic Synthesizer |
2016 | driftbox J Programmable VCA |
2017 |
driftbox C Programmable Audio&CV Mixer driftbox W Noise Making 5 Joystick Analog Synthesizer |